Cushing症候群の検査の流れ 109I78
Cushing徴候を示す疾患を診断について。
僕自身はとてもややこしいなぁと思っています。
かなり大雑把にはなりますが、以下のような流れでCushing徴候を呈する疾患を絞り込んでいきます。
①診察にてCushing徴候を認める。
↓
②血中ACTH濃度の測定
ここで、ACTH依存性か否かを判断します。
↓
③血中コルチゾール濃度の測定
↓
④血中コルチゾール濃度が基準値を超えている場合、確定診断に必要な以下の検査を行う
・CRH試験
・大量デキサメタゾン(8mg)抑制試験
・画像診断(MRI、CT)
・131I-アドステロールシンチ
参照 Year note
ちなみにですが、Cushing症候群をきたす疾患は、Cushing病、異所性ACTH分泌、副腎腺腫、副腎癌があります。