残念ぼっちの勉強会

医学生です。適当に勉強したことを書いていきます。

児頭骨盤不均衡(CPD) 109E23

個人的に覚えにくいので、CPDについてまとめます。

 

児頭と骨盤の大きさに不均衡が生じているため、分娩が停止または母児に障害をきたしうるものをいいます。

 

疑う所見としては以下の4つ。

①身長150㎝以下(低身長)

②Seitz法+

③子宮底長35㎝以上

④初妊婦で分娩予定日が近いのに児頭が浮動

 

検査としては骨盤X線、超音波にて行います。X線を使うことについてですが、器官形成期は終えているので、問題ないようです。

 

対応としては、骨盤X線にて、真結合線と児頭大横径との差が1㎝以下なら帝王切開、1〜1.5㎝なら試験分娩を行います。

 

子宮収縮薬は子宮破裂などを起こす危険性を高めるため禁忌です。

 

※Seitz法:児頭が恥骨結合より高いかどうかを診る

※真結合線:恥骨結合後面と仙骨の中央を結んだ線

 

参考文献 MEC産婦人科Purple